ダンスインストラクター:榎本 笑梨花 さん/旭市萬力在住
ダンスとサーフィンと古民家と。
大好きがいっぱいの旭暮らしを満喫中!
千葉県千葉市幕張出身。夫婦共に共通の趣味のサーフィンを楽しむために、旭エリアへの移住を決意。匝瑳市での暮らしを経て、2025年5月に念願の古民家を購入し、旭市に…
旭市が取り組む生涯活躍のまちづくりの一大拠点であり、メディア取材や各自治体の視察が絶えない「おひさまテラス」の初代館長を務めた、永井大輔さん。北海道札幌市出身の永井さんが、旭市のまちづくりに深く関わるきっかけはなんだったのでしょうか。
「高校は札幌で一番の進学校でした。僕は成績イマイチでしたが、同級生はみんな医者や弁護士を目指していました。特になりたいものもない自分は将来どうしようかと考えていたときに、たまたま話を聞いたOBが、建築事務所をやっている方だったんです。話を聞いているうちに、子どもの頃図画工作が好きだったことや、父親と一緒に犬小屋を作ったことなどを思い出して、建築家も良いかな、くらいの気持ちで筑波大学工学システム学類に進学しました」
ところが、入った学類では建築構造や環境についての授業が多く、設計やデザインを学びたかった永井さんの希望とは少し違っていました。卒業後も、本当に学びたかったことがやりきれていないという思いを抱えたまま、札幌や横浜の設計事務所で働いたり、日本一周の旅に出たりする中で、やはりもう一度しっかりと設計を学びたいという想いを強くした永井さん。24歳のときに首都大学東京へ学士編入を果たし、建築都市コースで3年間みっちりと建築を学びました。
しかし、永井さんの学びはまだまだ終わりません。卒業後、某通信事業大手のグループ会社で建築設計に携わった後、より“ひと”に近い設計を求めてイオンタウン株式会社へ転職。商業施設の企画開発に携わる中で、まちとの関わり方やこれからの商業施設の在り方について思い悩んでいるときに出合ったのが、都市経営プロフェッショナルスクールでした。永井さんは公民連携スタートアップコースの一期生として、他地域のまちづくりの具体的な事例やポイント、都市経営の課題解決法などについてさらに学びを深め、自らアクションを起こすことにしたのです。


「それまでは、会社に提案が通らないからあれこれできないんだと言い訳していましたが、スクールで学んで、まずは自分が勝手に動いてしまおう!という風に考えが切り替わりました」
永井さんは当時住んでいたアパートのすぐ近くにあったイオンタウン守谷を拠点に、“守谷に住んでいる人自身が暮らしを楽しめるまちづくり”をコンセプトとして、地元の有志たちとマルシェを開催。さらに、新規商業施設を建設する際は、ただ買い物ができる場所をつくるのではなく、公民が連携した“まちづくり”の一環として開発を進めていくことが大切なのではないか、と会社側に提案。そして企画進行のためには、今までにない枠組みにとらわれない部署が必要だと経営トップに直談判したところ、その意見が認められ、新しく発足した新世代SC研究会プロジェクトリーダー、地域連携まちづくり委員に任命されます。新設された新業態推進部では、旭市の「みらいあさひ」と「おひさまテラス※」の企画に従事することとなり、「おひさまテラス」の初代館長も務めました。

「商業施設を作っても、周りに人が住み続けてくれないと商売は成り立ちません。お店だけでなく地域全体のことを考えて、一緒に盛り上げていくことが絶対に大切です。だから旭でも、まずはまちに飛び込んで、地域のことを学び、人を知ることから始めました。」
イオンタウン旭がオープンする2022年には、まちづくりのために旭市へ単身赴任。地元の人との付き合いを深めていくうちに、地域を盛り上げようとする人との繋がりも増え、いろいろな提案や声かけをしてもらえるようになったと言います。
「最初に旭に来た時は、地元の方から『旭市何にもないよ』『つまんないよ』とか言われてたんですが、まちづくりに携わる中で、新しく何かやってみようとか、実際にやってみたとかいう声が聞こえてくるようになって。2022年の前と後では、この辺りだけでも随分様子が変わってきたと思います」
※おひさまテラス https://ohisama-terrace.jp/
2022年4月に旭市のイオンタウン旭2階にオープンした多世代交流施設です。パブリックスペース・キッチンスタジオ・ダンススタジオ・コワーキングスペース・カフェレストランなどがあり、さまざまな過ごし方ができるスペースとなっています。


まちの変化を感じた永井さんは、より自由にまちづくりに関わるために枠からはみ出すことを決意。2024年4月「合同会社くらす」を設⽴し、「まち/City、不動産/Real estate、建築/Architecture、社会/Society、そして「暮らす」の明⽇/CRAS【ラテン語】をつくる」事業に取り組んでおり、現在は旭市とご家族と住む茨城県守谷市の二拠点生活を送っています。
「守谷は家族の都合もあって住んでいますが、旭への単身赴任以降は地域活動はしていないし、出身地の札幌も18歳で出てしまっているので、まちのことをやってみようという気持ちにはならなくて。旭ではいろいろやっていく中で仲間もできて、なんだか故郷みたいに思えるし、自分が体を置いて何かやるなら、やっぱりここが一番いいと思ったんです。自分がやったことがダイレクトに仲間の笑顔に繋がると感じます」

さらに、外側からではなく「中の人」になり、地域の一員だからこそ言えること、見せられることを発信していきたいという思いから、2026年2月に商店街の空き店舗をリノベーションして「パブ九日(ここのか)」をオープン。お酒の提供だけではなく、地域の社交場としての役割を持っていたイギリス発祥の「Public House」をイメージして、旭の公の家として、さまざまなイベントを行ったり、シェアキッチンやレンタルスペースとしても利用できる、地域のつながりや挑戦をつくる場所にしたいと考えています。

「空き家がこんな風に変わることを実際に見てもらいたいし、この辺りで何かやってみたいと思う人には、まずはここのレンタルキッチンやシェアスペースを使ってもらえたら。やってみたら楽しかったな、商売できそうだな、じゃあ物件があったらやりたいなという人が出てきたら、物件オーナーも紹介しますし。新しいチャレンジのための最初の拠点になれたらと思っています」


これまで旭のまちづくりに大きく貢献してきた永井さんですが、自分が旭市全体を大きく変えられるとは思っていないと話します。
「僕が触れるのはこの事務所から半径200メートルくらいの範囲くらいだと思っていて、まずはそこを楽しい場所にしていきたい。ここで寝て起きて、働いて、美味しいご飯食べて、ちょっとコーヒー飲んで、古着屋さんを覗いたりして、夜は飲みに行って、仲間たちと話して。 “みんなのために”と思うと続かないから、自分が欲しいなって思う暮らしを、顔の見える人達と一緒につくっていくという感じがいいんじゃないかと思っています」
小さなコンテンツが少しずつ増え、それぞれがマッチングして広がっていく未来を目指したいという永井さん。大規模な改革だけでなく、このまちで暮らす一人ひとりの方が、まずは「半径200メートルの心地よさ」を大切に過ごしていくことが、これからの「みんなが暮らしやすいまち」へとつながっていくのかもしれません。
*空き店舗活用補助制度 https://www.city.asahi.lg.jp/soshiki/14/11303.html
市内にある空き店舗を活用して事業を行う方へ、改装費や賃借料など経費の一部を支援します。


刑部岬や「おひさまテラス」も好きなんですが、やっぱり「パブ九日」のある商店街のお店が好きですね。魚屋さんの「加瀬喜七商店」とか、「古着屋FUKSO」とか。普通に知り合いのお店の紹介になっちゃう(笑)。
古着屋FUKSO前で定期開催されているイベント:「スタンドtemp.」
旭銀座通り商店街に時折出現するささやかな立ち飲み屋temp.(テンプ)。どなたでも気軽にお立ち寄りください♪
https://www.instagram.com/temp.asahi/
僕はよく食べに行くご飯屋さんの方からいろんな人を紹介してもらって繋がりが広がっていったので、今度は自分がそういうつながりのきっかけづくりができればと思っています。例えば、「パブ九日」のイベント時に立ち寄ってもらったり、事前にメッセージをいただけたりすれば、いろんな方との繋がりをサポートできると思います。


Living in Asahi Time.
合同会社くらす代表社員 ⼀般社団法⼈みらいあさひ顧問:永井 大輔さん/旭市口・茨城県守谷市在住
北海道札幌市出身。⼀級建築⼠。筑波大学工学システム学類卒業後、札幌・横浜のアトリエ設計事務所に勤務。その後首都大学東京へ学士編入し、建築設計の学びを深める。イオンタウン株式会社勤務時に商業施設企画開発に携わり、「おひさまテラス」初代館長を務める。2024年4月に「合同会社くらす」を設立。旭の公の家として2026年2月に「パブ九日(ここのか)」をオープン。現在は旭市と茨城県守谷市の二拠点生活を送りながら、自らが欲しいと思える「暮らし」をつくる事業に取り組んでいる。
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千葉県匝瑳市出身。栄養士として12年のキャリアを持ち、仕事・家事・育児を両立する多忙な日々を送る。三女の出産を機に働き方を変えようと考え、2024年3月にフード…